私たちのオンライン・プライバシーはどのように侵害されていくのか?VPNはそれを守る手段となりえるのか?

Shanan Carney 10 11 2017

悪意を持ったハッカー達はどのようにしてハッキングを行うのでしょうか。サイバー犯罪者による侵害からネット上のプライバシーを守るには? アバストが提案するVPNという解決策は?

アバストでは、FCC のインターネット プライバシー保護が覆されたという記事を皮切りに、VPN とは何かそして評価の高い VPN 接続を確実に選ぶ方法に関する情報をすでに過去何度かにわたって提供してきました。しかし、まだあまり明らかにできていない事柄は、ハッカーが用いる手法と、ハッカーがどのように進化しているかです。


ほとんどのハッキングはリンクから始まります。

データ漏洩は複数の形で発生する可能性があります。例えば、金融取引やソーシャル ネットワーキングを通じて、または個人的なやり取りで起こります。政治的な動機であれ、些細な論拠であれ、ハッカーは多種多様な理由でハッキングを実行します。単純な反体制思想で混乱を引き起こそうとする場合や、金儲けを目的とする場合など、様々です。

サイバー犯罪の形態のうち、最も一般的で幅広く行われているものは、最も悪質でもあります。その背後にいる犯罪者は、相手のシステムにある脆弱性を悪用し、相手を信頼しようとする人々の傾向を逆手に取り、信頼の置ける送信者からのもののように装ったメールで相手を騙します。銀行からのように見せ掛けたハッカーからのメッセージが受信箱に届き、口座に問題が生じたと知らされることがあります。行う必要のある操作は、リンクをクリックして問題を修復することのみです。そのリンクをクリックせずにいられる人がいるでしょうか?

ハッカーが悪質なリンクを被害者に提示する手法は、ダミーのリンクをモバイル デバイスに送信するために偽の携帯電話用電波塔を建てるなど、かつてなく巧妙化していますハッカーの口車に乗せられてはいけません。信頼できる送信元からのものだと 100% 確信できる場合を除き、リンクは一切クリックしないでください。銀行からのものかもしれないと思われる場合は、新しいブラウザ タブを開いて、通常と同じ方法でアカウントにサインインしてください。実際には何も問題がなく、ユーザーの操作は必要ないことが分かる可能性が高いです。もしそうであれば、喜びましょう。詐欺を免れたのですから!

… しかし、ハッカーは偽のメール以外にも手を広げています

ランサムウェアの被害も増えていることは、恐らくすでにご存じのことと思います。ランサムウェア攻撃では、ハッカーは被害者のフォルダ、ファイル、またはシステム全体をロックするか、その他の方法で手中に収め、金銭を支払わない限り、アクセス権限を返そうとはしません。しかも、ハッカーが相手にメールを送る必要はありません。保護されていないネットワークで疑わしいウェブサイトを閲覧したり、ソーシャル メディアでリンクをたどったりしただけで、犯罪者の罠にかかってしまう恐れがあります。

実のところ、今では何もしなくてもハッキングされてしまうのです(公共 Wi-Fi を使用している場合)。保護されていないネットワーク (ほとんどのホットスポットがこれに該当) を利用している場合、Wi-Fi モニタリング プログラムを使えば、30 メートルも離れた場所から相手のあらゆる操作を把握できます。Errata Security 社の Robert Graham CEO が ABC News のインタビューで述べたとおり、「公共の場所で Wi-Fi を使用しており、ハッキングされていないとしたら、それは単にそこでハッキングを行おうとしている人がいないからにすぎません。」そして、実際のところ、ハッカーは何を見ることができるのかという疑問にお答えします。ハッカーは文字通り相手の肩越しにデバイスの操作を見ているようなものです。

VPN はプライバシーを維持し、データを守る上で役立ちます

アバスト セキュアライン VPN などの仮想プライベート ネットワーク (VPN) は、ユーザーと同じオンライン接続を利用しているサイバー犯罪者に対する堅固なプロテクションです。VPN はインターネットに行き来するユーザー専用のプライベートなトンネルを提供し、ユーザーの身元、個人情報と IP アドレスを隠します。また、アバスト セキュアライン VPN はユーザーのウェブ活動を暗号化するため、匿名化されたユーザーのオンラインでの活動を誰かが追跡しようとしても、失敗に終わります。

手短に言えば、VPN はオンラインでの VIP 待遇を提供します。ユーザーの身元を隠す (濃い色のサングラスをかけているとお考えください) と同時に公共の Wi-Fi でも接続の安全性を確保するだけでなく、VPN を利用すると、例えばカフェや図書館など、サーバーによって特定の接続先がブロックされるネットワークを使用していても、ユーザーがお望みのあらゆるウェブサイトを閲覧できます。閲覧、ストリーミング、ダウンロードなど、思いのままに楽しむことができます。VPN は、オンラインでユーザーが望むあらゆる場所まで安全に案内するプライベートなリムジンだとお考えください。

画像: Gandosh Ganbaatar

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