ウェブ閲覧のプライバシーを ISP から保護するのは VPN を用いれば簡単

Natasha Pearce 8 4 2017

ホワイトハウスが FCC インターネット プライバシー法を取り消したからと言って、ISP がユーザーを監視して利益を得ることを許容しなければならないわけではありません。簡単な解決策: VPN。

インターネット サービス プロバイダー (ISP) がユーザーの許可なしにユーザーのウェブ閲覧履歴を共有または販売することを阻止するための措置を取り消す法案が米議会を通過し、トランプ大統領が署名したという記事を、恐らくすでにお読みになったことでしょう。この署名は、ユーザーのオンライン行動をすでに逐一確認できる Comcast、Verizon、 AT&T などの企業がユーザーの個人的な検索データを広告主に販売して利益を得ることが可能になったことを意味します。

これはつまり、私たちが Google 検索を行うたびに、ISP の懐にお金が入るということでしょうか? ユーザーがプライバシーを取り戻すための手段を講じない限り、その可能性があります。幸い、解決策があります。シンプルなもので、仮想プライベート ネットワーク (VPN) と呼ばれています。 

VPN とは一体、何なのでしょうか? 

ご自分が居間でテレビを見ているところを想像してください。ふと外を見ると、植え込みの中に人が立っていて、あなたと一緒にテレビを眺めています。カーテンが開けてあるからです。少なくとも、不気味に感じるに違いありません。VPN はオンラインのカーテンであると考えてください。ユーザーの IP アドレスを効果的に保護するため、接続時にはユーザーの行動を誰も – ご利用の ISP でさえ – 知ることはできません。

私は Comcast が私の閲覧履歴を他者と共有したとしても、別にかまいません。それでも VPN が必要ですか? 

ご利用の ISP がユーザーの同意の上でそのユーザーの検索履歴を広告主に販売したとしても、企業の詮索好きな目からご自分を守ることは、常に VPN を介して接続するべきであるという数多くの理由の最初のものにすぎません。なぜでしょうか? VPN を利用すれば、ユーザーは安全です。どこでインターネットに接続しても、デスクトップ PC からかモバイル デバイスからかにかかわらず、以下の脅威から保護されます。

  1. オンライン バンキングやショッピングでユーザーが提供するクレジットカード情報を狙うハッカー
  2. ユーザーのソーシャル メディア アカウントを乗っ取る恐れのあるサイバー犯罪者や中傷を行う人
  3. 庭の茂みから家の中をのぞき見する人のように、人が何をやっているか見たがる詮索好きな人たち

ご納得いただけたでしょうか? 残っている手順が 1 つだけあります。適切な製品を選ぶことです。

VPN を選択する前に知るべきこと  

残念ながら、詐欺師たちも VPN について知っています。そして、先日発生した MySafeVPN 詐欺事件が示しているとおり、詐欺師は人々が詐欺被害を防ぐために VPN を必要としていることを逆に利用して金銭や貴重なデータを盗もうとしています。

サイバー詐欺師の手から逃れると同時に、時間とお金を最大限に生かすためには、常に以下のことを行ってください。

  1. 「出来過ぎた話」や 100% 無料の VPN には注意してください。品質は値段相応です。
  2. 無料試用版を見つけましょう。信頼の置ける会社なら、製品を試させてくれます。購入して VPN のすべてのメリットを享受するかどうかは顧客の選択次第です。
  3. コンピュータのパフォーマンスには最小限の影響しか及ぼさないものを選びましょう。優れた VPN は、インターネットの通信速度低下や利用不可能なストリーミング ウェブサイトに対処するためのツールを備えています。偽の VPN 製品にこのようなツールはありません。

信頼性が高く、堅固なソリューションが利用できる場合、オンライン プライバシーについて妥協する必要はまったくないのです。ですから、次回、ご自宅でウェブを閲覧するとき、近所のコーヒーショップでオンライン バンキングを利用するときや、休暇旅行で撮影した写真をスマートフォンで Facebook に投稿するときには必ず、Avast セキュアライン VPN などの暗号化されたネットワークを利用してご自分の情報のプライバシーを守ってください。何と言っても、ユーザーはプライバシーを守るためのあらゆる権利を持っているのです。

SecureLine VPN は PC、Mac、Android、iOS で利用可能です。

画像: Matthew Henry

 

--> -->