アバストは本年10 月にウェブカメラのセキュリティ意識に関するオンライン調査を実施しました。その結果、日本人の 65 % が自分のコンピュータのウェブカメラをハッカーが使って自分をのぞき見する恐れがあるという懸念を持っていることが明らかになりました。
ユーザーの多くが「懸念を持っている」と答えたことは、弊社にとっては何ら驚くことではありませんでした。
コンピュータのウェブカメラをハッキングできるツールは、通常のウェブでも、あるいはダークネットでも入手が可能です。また、ツールによっては無料のものさえ存在しています。
また、多くのコンピュータは、ウェブカメラが起動すると点灯してユーザーに知らせるランプを備えていますが、こうしたツールを使えば、ランプが点灯しないようにすることさえできてしまいます。
この調査では、ハッカーがウェブカメラのインジケータ ランプを点灯させずにのぞき見できることを知っている日本人ユーザーの割合は世界平均より低く、実に半数以上、56%のユーザーがそのことを知らなかったといっています。ちなみに世界平均では、「知らなかった」と答えたユーザーは、全体の40%でした。
前 FBI 長官の James Comey や Facebook の CEO、Mark Zuckerburg など、多くの人が迷惑なのぞき見を防ぐためにウェブカメラに覆いをかけています。しかし、懸念を持っている人が多いにもかかわらず、コンピュータのウェブカメラに物理的な覆いをかけたことがあると答えた日本人の割合は 39 パーセントにすぎませんでした。
対策の手始めとしてウェブカメラに覆いをかけるのはよいことです。しかし、ウェブカメラを頻繁に使う必要がある場合は、こうした対策はユーザーに「不便」をもたらすことでしょう。アバストでは、こうした不便をユーザーに強いないために、ウェブカメラに物理的な覆いをかけずに、ウェブカメラを誰が使用できるかを完全に管理するツールを提供しています。
– アバスト CTO、Ondrej Vlcek
アバスト プレミアに搭載されているアバストの新機能、アバスト ウェブカメラ シールドはウェブカメラをハイジャックしようとするマルウェアや信頼できないアプリをブロックすることにより、ウェブカメラでののぞき見に終止符を打ちます。さらに、ユーザーはアプリがコンピュータのウェブカメラにアクセスする場合は例外なくユーザーに許可を求めるよう強制するオプションも選択できます。