プライバシーを守るための5つのヒントをご紹介します。とても簡単なステップで、いずれもすぐに実行できますので、ご自身と家族のプライバシー対策にお役立てください。
プライバシー対策に力を入れるべき理由は、以下の通りです。
- サイバー犯罪の世界では、今後も確実に個人情報やデータ、金銭を盗む新たな手法が生み出されます。
- ネットの中立性は、時代遅れの「古い考え方」です。企業や広告主は、あらゆる手段を使ってユーザーを追跡・識別・監視しており、こうした戦略は公正な手法になっています。
- オンライン追跡は、合法、違法を問わず、あらゆる事業体が行うようになりました。
- データ侵害は頻繁に発生しており、自分のデータを自分で管理する必要性がますます高まっています。
それでは、侵害リスクの高い現代においてプライバシー保護を強化し、リスクに対抗するにはどうすればいいのでしょうか?
プライバシー保護を強化するための5つのヒント
- 最新の状態にする
これは最も簡単な対策です。一般的に、アプリやOSの新バージョンがリリースされるのは、セキュリティ修復のためです。古いバージョンは、最新バージョンより脆弱です。すべてアップデートして、最新のセキュリティプログラムを適用しましょう。アバストの調査によると、PC上のアプリケーションの50%以上はアップデートが必要です。詳細はこちらの2018年上半期版「Avast PC Trends Report」をご覧ください。
- Wi-Fiセキュリティをアップグレードする
昨年、WPA2 のセキュリティ上の欠陥が発見されたことを受けて、無線LAN製品の普及を目的とする業界団体Wi-Fi Allianceは多くの製品に対するWPA3認証を行いました。新しいプロトコルはこの欠陥を解消し、セキュリティが強化されました。WPA3は、今後数年間で標準規格になると見込まれています。今のところ、高度なセキュリティを備えているのは一部のルーターとアクセサリーだけですが、WPA3 認証製品が今後増加することを念頭において、適切なタイミングで移行しましょう。今後5年以内に、WPA3認証製品が一般にも普及していきます。すぐにアップグレードしない場合は、ルーターのログインIDとパスワードを、購入時の初期ID/パスワードから、独自のものに変更していることを確認してください。
- 強力なパスワードでログインを強化
パスワードハッカーのスキルは、さらに高度化し、スピードも早まっています。また、アンダーグラウンドのサイバー犯罪ネットワークはさらに拡大しており、ハッキングされたパスワードはデータベースに追加され、ダークウェブで売買されます。ログイン情報とパスワードは複雑かつ一意であることも非常に重要です。アカウントごとに異なるパスワードを使用するようにしてください。複雑なパスワードを作成したい場合は、アバストが提供する無料のランダム パスワード生成サービスをご活用ください。
- 2要素認証を使用する
2要素認証(2FA)は、第三者が本人のふりをしてアカウントにログインするのを防ぐ、とても有効なセキュリティ対策です。2要素認証では、スマートフォンにコードを送信するか、セキュリティ上の質問に対する答えを要求します。さらに一歩進んで、多要素認証(MFA)を使用することもできます。これは、セキュリティキーに特殊なハードウェアを使用するものです。2要素認証が話題になっているのは、スマートかつ有効な方法だからです。
- VPN を使用する
VPNは、インターネットの接続を暗号化する仕組みです。オンライン上では、ユーザーはIPアドレスで識別されています。VPNはユーザーを隠し、代わりにVPNのIDを使用します。VPNはユーザーを匿名化するだけでなく、公衆Wi-Fiの安全な利用、ジオブロッキングやジオフェンシング(地理的制限)からの解放、地域による価格差の回避といったメリットも提供します。アバスト セキュアラインVPNを 7 日間無料でお試しになり、違いを実感してください。
最後に、オンライン トラッキングを完全にブロックする方法をご紹介します。
VPN上であっても、ユーザーのアクティビティは追跡される場合があります。追跡者は、ユーザーの身元特定まではできないかもしれませんが、どのような行動を取っているかを確認することはできます。このような場合に活躍するのがトラッキング対策ソフトウェアです。アバストはアンチウイルスソフトを無償で提供していますが、その次にアバストが開発したのが無償のアバスト セキュア ブラウザです。アンチトラッキング機能をはじめとする使いやすい機能を備えています。
デジタルの進歩に伴い、我々はデジタルへの依存をますます高めています。デジタル世界におけるオンラインアカウントとプロフィールは、自宅の鍵と同等の価値を持っていると言っても過言ではありませんので、しっかりプライバシー対策を行うようにしましょう。