オンラインでのプライバシーを取り戻すには

Emma McGowan 17 8 2021

SNSを通したデータ収集を制限し、位置情報の追跡、第三者の広告主による追跡などからあなたのプライバシーを取り戻す方法をご紹介します。

デジタル技術が普及していく時代に生まれたミレニアル世代と、タッチスクリーン、アプリ、インターネットなどを日常的に使いながら成長しているZ世代は、「デジタルネイティブ」と呼ばれています。

ミレニアル世代が大人になった今、オンラインプライバシーに対する考え方が変わってきています。若年層における多くの人にとって、プライバシーは友人や家族にも教えない秘密を指しており、インターネット上に残しているデジタルタトゥーや、オンライン行動から収集されるメタデータについて考えている人は少ないでしょう。広告やウェブサイトによるトラッキングは、若い世代にとっては抽象的な概念なのです。

さらに、若い世代に人気のアプリは、自分に関するデータはほとんど管理できる、という誤った認識を浸透させています。アプリは、ユーザーが想定している以上のデータを収集している場合が多いです。

欧州データ保護監督官のゲストブロガーであるAnnaさん(17歳)は、次のように述べています。「Facebook、Instagram、Snapchatに投稿する写真は簡単に削除できる、と考えている人は多く、結果的にオンラインでの行動について考えず、手元にあるテクノロジーを盲目的に信頼する人が多くなっています。」

Annaさんは、ミレニアル世代やZ世代に、データ収集が自分たちの生活に及ぼす影響や、安全にインターネットを使う方法を教えていかなければならない、と言います。データ収集は、ユーザーの購買行動を促すために、広告やマーケティングを通してすべてのユーザーを分析していると、伝えなければいけません。

アバストでは、すべての人がデジタル上の自由を手に入れられるよう、SNSにおけるオンラインプライバシーの保護を支援しています。どうせ自分のデータは世界中のあらゆる企業や機関に取得・閲覧されている、と思うかもしれませんが、諦めずにデータ収集で流れていく情報を食い止めることが重要です。

アバストでは、公式ブログにてプライバシーを取り戻す方法をご紹介しています。

自分のSNSのプライバシー設定を確認した後は、より安全にインターネットを使いたいと考えている友人や家族にも教えてあげましょう。私たち全員がプライバシー保護の対策をしなければ、利益追求のアルゴリズムにプライバシーを奪われてしまうかもしれません。将来のデジタルネイティブ世代に、安全なオンラインの世界を提供するために、オンラインプライバシーの強化を訴えていきましょう。

この記事は2021年6月11日に公開されたHow to reclaim your online privacyの抄訳です。

関連記事

--> -->