ヒントとアドバイス

「パパママが知っておきたい SNS との付き合い方」に関する勉強会、開催!

Avast Blog, 2019年9月18日

インターネットやSNS上に子供の写真を投稿することのリスクとメリットについて考えてみましょう。

親であれば誰しも、愛おしい我が子の写真をSNSで広く紹介したくなるもの。しかし気にかけて欲しいのは、その投稿を犯罪者や変質者が悪用したり、近い将来子どもが恥ずかしい思いをしないかということです。親の無防備が子どもの不利益を招かないよう、SNSとの上手な付き合い方を知って欲しい…そんな想いとともに2019年94日(水)、アバストは「パパママが知っておきたい SNS との付き合い方」に関する勉強会を開催しました。

space0会場は「NAGATACHO GRID

japan_blogger_03japan_blogger_04提供された軽食とアバストのロゴ入りのチーズケーキ

パパママなら覚えておきたい、「シェアレンティング」

japan_blogger_02アバスト脅威インテリジェンス ディレクター Michal Salat

SNSへの投稿に起因する子どもたちへの脅威を防ぐために、アバストは日本国内2069歳のインターネット利用者1,000人を対象に、「アバスト デジタルリテラシー調査:ファミリー版」を実施しました。さまざまなリスク事例とともに、その結果を報告したのは、脅威インテリジェンスディレクターのMichal Salatです。

真っ先にSalatが取り上げたのは、「Share:共有」と「Parenting:子育て」の造語である「シェアレンティング」のこと。初耳の参加者も多かったようですが、米国の有名女優が本人の許可なく子どもの写真をSNSに投稿したことから親子喧嘩に発展してしまったことなどをきっかけに、世界中に広まったキーワードです。

子どもの写真をインターネット上に投稿することで、親子の関係を損なう可能性があるだけでなく、子どもへのいじめやハラスメント、個人情報の漏えい、さらには恥ずかしい写真や動画の非公開と引き換えに身代金を要求する「Doxing(晒し)」というサイバー犯罪など、シェアレンティングの影響は多く存在します。

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子どもたちには、プライバシーも将来もある

では、パパママのSNS利用の実態はどうなのでしょう。会場がざわめいたのは、「モザイク無しで子どもの写真を投稿した経験がある」という20代ママが8割にも達していたこと。しかも回答者の38%が、すべてのSNSを公開設定していました。

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また、「写真をSNSに載せてよいか子どもに事前確認したことがない」という回答が60%、「確認することもある」という回答が3割以下。さらに30代パパの4人に1人は、SNSに投稿した写真を子どもから「やめて欲しい」と言われた経験があることも明らかになりました。

Salatは「ご両親のリテラシーに加えて重要なのは、子どもたちのプライバシーと将来です。一度投稿された写真はデジタルタトゥーと化して一生消せないのですから、完全非公開や制限付き公開での投稿を心がけたいものです」と語ります。

「ウチの子は大丈夫」と、安心していませんか?

japan_blogger_05ITジャーナリスト 高橋暁子さん

Salatに続き、SNSの利用、情報リテラシー教育がご専門のTジャーナリストの高橋暁子さんがご登壇。元教員・一児の母としての視点から、子どもたちのSNS利用の実態について、◯✕クイズを交えて解説いただきました。

なかでも意外だったのが、「子どもがインターネットを使う端末はスマホのみか?」という出題。参加者の答えも割れましたが、正解は✕。特に気を付けたいのが、小学生です。彼らのスマホ所有率は30%程ですが、通信教育用のタブレットPCや通信機能を持ったゲーム機などを使って、インターネットにアクセスしているそうです。

また、10代の子どもたちは、SNSのアカウントを乗っ取られることが非常に多いようです。IDやパスワードなどは本名や誕生日などの組み合わせで使いまわしていることが多く、意外と簡単に推測することができると言います。「ウチの子は大丈夫」と思いたいものですが、フィッシング詐欺やサイバー犯罪などに巻き込まれないよう、細心の注意が必要です。

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個人情報は、意外なところから露見する

育児の悩みや苦労を共有できたり、情報交換ができたり…。子育て世代にとってメリットのあるSNSだけに、高橋さんは我が子の写真をSNSで公開すること自体には理解を示します。その一方で、いくら気を付けても個人情報は意外なところから露見することに注意を促します。

一例として高橋さんが挙げたのが、ある育児ブロガーの事例でした。このブロガーは、子どもの写真はもちろん居住地などが特定できる写真も投稿しないなど、徹底した防衛策を施していました。ところがこのブロガーさんが子どもが通学するバスのイラストを投稿したことで、バスの色と行事の時期や内容から居住区が特定されてしまったそうです。

参加者も、それぞれが胸に手をあてて

勉強会には、幅広い年代の方にご参加いただきました。小学1年生と4年生のお子さまを持つ男性は、「デジタルタトゥーのことも心配なので、子どもたちの写真は公開しないように気を付けていますが、どこで、どう情報が露見するかと気になってきました。帰宅したら再チェックしてみます」とコメントしていました。

また、ある女性の参加者の方は「可愛いからと、SNSでつい孫の写真を投稿したくなるのですが、あの子の将来のためにも安易に投稿してはいけないんだなと実感しました」と語ってくれました。

安心してSNSと付き合うために

言葉もしゃべれない赤ちゃんだって、一人の「個人」です。SNSでの写真投稿で、将来子どもたちが不利益を被ることのないよう、次のことを徹底してはいかがでしょう。

  • SNSのプライバシーポリシーを確認する
  • 個人情報が特定できる情報は公開しない
  • 公開範囲を意識する
  • 「子どもが将来これを見たらどう思うか?」を意識する
  • 子どもの写真を投稿する影響を考える
  • 他人の子どもが写った写真は投稿しない
  • フィッシング対策が可能なアンチウイルスソフトを導入する

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