オンラインで利用するサービスのほとんどが、メールアドレスの登録や、アカウントの作成を必要とします。
アプリのダウンロードや記事の閲覧、オンラインショッピングなど、あらゆることにおいて個人情報の提供は避けられません。そして、このようなサービスに個人情報を登録したことを、私たちはついつい忘れてしまいます。
しかし、登録したメールアドレス、作成したアカウント、そしてアプリなどを使わずに放置しておくと、個人情報が盗まれたり、悪用されたりするリスクがあります。
使わなくなったアカウントを見つけ出し、アカウントを無効化・削除を通し、ハッカーから身を守りましょう。
使わなくなったアカウントを見つける
古いメールアドレスを見つける
長い間忘れていたメールアドレスを見つける最も簡単な方法として、Eメールプロバイダーの検索機能を利用することができます。
例えば、「ようこそ」、「新しいアカウント」、「パスワード」、「メールアドレスの確認」、「アカウントの認証」、「お申し込みいただきありがとうございます」、「ご登録ありがとうございます」などの言葉と、よく使用するユーザー名を検索をしてみましょう。
数か月前、あるいは数年前に遡って調べることもできます。Gmailを使用している場合、検索ボックスにメールアドレスを入力し、[before:2017/01/01]という形式(年/月/日)で検索してみましょう。
また、検索演算子の [older_than:] を使用して[4y]、[8m]、[90d] などの値を入れれば、指定した日付よりも過去のメールを検索することができます。
検索エンジンでユーザー名を調べる
よく使用するユーザー名をGoogle、Bing、Yahoo!などで検索し、表示されているページがないか確認しましょう。自分のユーザー名やメールアドレスを引用符(" ")で囲んで検索してみてください。もしくは、ユーザー名のGoogleアラートを作成するという方法もあります。
アカウント・ログイン情報を管理する
古いアカウントに登録した個人情報が、既に流出していないか確認することも大切です。アバスト ハックチェックでは、ハッキングされたウェブサイトや盗まれたログイン情報に関するデータを提供しており、自分のメールアドレスを入力するだけで、そのアドレスが漏洩しているか調べることができます。また、違法なオンライン活動にメールアドレスが含まれた場合には、ハックチェックから警告が届きます。
ブラウザーに保存されているパスワードを確認する
「パスワードを忘れた場合」をクリックしなくても、長い間忘れていたパスワードがブラウザーに保存されていることもあります。ご使用のブラウザーの設定から確認してみてください。
古いアカウントを削除したくても、アクセスできない場合
- 古いアカウントにアクセスできなければ、サイトを管理している企業にアクセス権をリクエストしてください。登録したメールアドレスからのリクエストでない場合、アクセスが許可されないこともありますが、粘り強く連絡してみましょう。
- AccountKiller.com(英語)など、様々なアカウントの削除・退会方法をまとめたサイトも役立ちます。
- アカウントをしばらく使用していなくても、SNSなどから情報を収集し、それらを「ユーザー検索」で閲覧できるようにするサイトもあります。米DeleteMeが提供する無料登録解除ガイド(英語)を確認し、個人情報が知らない間に収集されないよう、注意しましょう。
ハッカーから身を守る簡単な方法
アカウントが削除できない場合、アカウントに紐づく名前や、その他の個人情報を変更しましょう。
迷惑メール対策や、一度しか使わないサービスへの登録用に、余分にメールアドレスを用意しておくことも検討してはいかがでしょうか。
この記事は2019年4月26日に公開されたHow to find old email and social media accountsの抄訳です。