公式発表によると、米国では昨年国民の半数を超える人々がホリデー ショッピングをオンラインで行いました。オンラインショッピングがますます身近になる昨今、日本国内でも同じ傾向にあるといえます。そして、この割合が今年はさらに高まることは間違いありません。
オンラインショッピングの楽しさをひと言でいうなら、その便利さにあると言えるでしょう。町中を車で回ってさまざまな店に寄り、そのたびに駐車場の空きスペースを探すというような手間は一切かかりません。込み合ったエスカレーターに乗って店のあちこちを探し回らなくても、欲しかったものが比較的簡単に見つかります。グラス 1 杯のワインを飲むのにかかる程度の時間で、オンラインで最もお得な値段を見つけ、プレゼントを贈りたい相手全員に対し、直接品物を届ける用意をすることができます。
ほとんどの人にとって、この21世紀型のショッピングの方法は、とても身近で、今や無くてはならない存在であることは確かです。ただ唯一「不都合」な点があるとすれば、そのことをサイバー犯罪者達も「知っている」ということです。
毎年この時期になると、サイバー犯罪者たちは最新の技術で最新の悪事を働こうとします。私たちがショッピングのために貯めてきたお金を、自分たちのポケットにかすめ取ろうとするのです。
しかし、良い知らせがあります。適切な「警戒」とそのためのいくつかの実際的な行動をとることに留意するだけで、そうしたサイバー犯罪者の餌食になることを避けることができるのです。
下記する 7 つのヒントを頭に入れて、「インターネット」という世界最大のデパートで、今年も年末年始のセールを存分にお楽しみください。
1. システムをきちんと保護する
デパートで買い物をしようと出かける際、おそらく多くの皆さんが最高のとはいかないまでも、最低限のおしゃれをしてお店に向かわれることと思います。ところがオンラインショッピングで高級ブランドのストアサイトを訪れる際、どれだけ多くの人が、その瞬間に着ている服、あるいは足に履いている靴のことを気にされているでしょうか。オンラインショッピングでは、あなたがその瞬間、たとえ下着一枚しか着ていない場合であったとしても、コンピュータに対してだけは、最高の身だしなみ、つまりセキュリティソフトなどの「保護服」を身に付けさせる必要があることをどうかお忘れなきようにお願いします。
ウイルス対策をおこなうセキュリティソフトをまだインストールしていない方がもしいらっしゃったとするならば、年末年始のショッピングシーズンはオンラインセキュリティの世界に飛び込む絶好の機会です。
アバストの無料アンチウイルスをお使いいただければ、お金を一切かけることなく、強力なウイルス機能でマルウェア等による攻撃から、あなたのパソコンを守ることが可能です。
2. プライバシーを確保する ー 特に無料Wi-Fi利用時は注意
公共の無料/有料Wi-Fiネットワークを使ってのオンラインショッピングやオンラインバンキングを行わないことは、常日頃、弊社からもお勧めさせていただいている方法の一つです。しかし、年末年始の目の回るような忙しさの中では、時として否応なく銀行振り込みを公共のWi-Fiネットワークから行わざるを得ないこともあるかもしれません。そのような場合には必ずVPNをお使いください。VPN (仮想プライベート ネットワーク) を利用すると、あらゆるオンライン通信とデータ転送 (ログイン情報やクレジットカード番号など) が保護されます。またアバストのセキュアラインVPNを使えば、スマートフォン、タブレット、ノートブックパソコンなど、ネットワークに接続する機器がどのようなものであれ、プライバシーをしっかり守りながらオンラインショッピングやバンキングをおこなうことが可能となります。
3. 安全なサイトだけを選んで買物する
サイバー犯罪者の手口は非常に高度化しています。有名ブランドになりすまし、個人情報データを盗み出します。表示されたサイトが、ご自分が閲覧しようとした本物のサイトであることを再確認することにより、こうした被害を避けるようにしましょう。
サイトのURLのスペルは正しいですか? 例えば「avast.co.jp」は本物ですが「avasts.co.jp」は偽物です。また、サイトに使われている会社のロゴのデザインと色目が正しいものに見えることをチェックしましょう。さらに、ブラウザのアドレスバーを見て、それが安全なサイトであることを確認します。信頼できる eコマースサイトでは必ず Secure Socket Layer (SSL) 暗号化を使用して取引を保護しています。サイトの URLアドレス が HTTPS (HTTP だけではない) で始まることで確認が可能です。HTTPの後に「S」がない場合はそのサイトから離れるようにし「S」がついたURLのサイトで買物をしてください。
またURLの左側に鍵マークのアイコンがあることを確認し、そのサイトが安全であることを確認します。通常のウェブ閲覧の際も、サイトの URL が HTTPS で始まっていることを常に確認することを、念のためにおすすめいたします。
4. ゲストとして支払いをする
オンラインショッピングサイトで買い物をする際、非常に細かな個人情報の登録を促された経験をお持ちの方は多いことと思います。商品の配送に必要な住所、電話番号などの情報のみならず、時には性別、生年月日などの個人情報の提供を「会員登録」という名のもとに求められたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ショッピングサイトの運営者は、注文された商品を届けた後に広告等の配信のためにできる限りの個人情報を得ようとする場合がありますが、ほとんどの場合、そうした情報の登録は任意となります。
オンラインでショッピングをおこなう場合、できる限り「ゲスト」モードのまま買い物をするようにしてください。インターネット上に流れ出すユーザーの個人情報は少なければ少ないほど、データ漏洩時のリスクも小さくなります。
合法的にショッピングサイトを運営する業者にとって、本当に必要となる顧客データはクレジットカード番号など決済にまつわる情報、請求先および配送先住所だけのはずです。性別、生年月日、あるいはその他何らかの個人が特定できる情報などの情報を求められた場合は、まず警戒心を持ってそのショッピングサイトが本物であるかどうかも含め、サイトの確認を行ってください。また、サイトによっては、「今後のショッピングのためにクレジットカード情報を保存しますか?」といった質問を投げかけてくる場合もあります。その際は必ず「保存しない」オプションを選択するようにしましょう。
5. サードパーティの支払処理サイトを利用する
仮想デビットカードとしての役割を果たすサードパーティサイトの例をいくつか挙げると、PayPal、ApplePay、AndroidPay などがあります。
これらのサービスを利用すると、さまざまなサイトで買い物をしなくてはならない場合でもクレジットカード番号を何度も繰り返して入力する必要がなくなります。同時に、サイト間で支払情報が共有されることがないため、支払情報に誰がアクセスできるかをユーザー自身が管理できるようになります。
6. 自分で「制限」を設定する
上述のサードパーティサイトを使わず自分のクレジットカードを直接ショッピングサイトで使うことにした場合は、与信限度額のあるカードを使用することもおすすめの方法です。
これにより、万が一、支払い情報が漏洩してしまった場合でも、カードと同様に損害額の上限も制限することができます。また1 枚のカードをこの年末年始のショッピングシーズン専用にして使うというのも、もう一つの方法です。決済をおこなった後に、「あれ、何かおかしいぞ」という場合でも、カードの利用明細書一枚をパッと見れば、状況がおよそ把握できるようになります。
7. すべてのソフトを最新の状態に保つ
サイバー犯罪の世界は刻一刻と変化を続けています。その変化に遅れずについていくということも非常に大切なことです。
パソコンに入れた各ソフトウェアが常に最新の状態であることを確認しましょう。また、何らかのアップデートがある場合には、すぐにそれを適用することで、思わぬ事故から身を守りましょう。
WindowsやAppleからはオンラインの脅威に対抗するためのアップデートやセキュリティパッチが継続的に発行されています。システムやソフトウェアのアップデートは必ず行う必要があるという認識をお持ちいただくこと、そして、そのために必要なステップを面倒に思わず、きちんと行うということを日々の習慣としてください。
個人のデータが悪意を持ったサイバー犯罪者の手に渡らないようにする努力の大部分は、インストールされた各ソフトのアップデートをきちんと確認するということでまかなえます。
以上、7つの項目にわたり、年末年始のショッピングシーズンを安全にお過ごしいただく方法をご案内させていただきました。これらの方法をもっとも簡単に、且つコスパ良く行う方法が、アバスト無料アンチウイルスなどの協力なセキュリティ製品をパソコンにインストールし、同時にアバスト セキュアラインVPN(仮想プライベートネットワーク)製品を使うこととなります。
もしまだそのどちらも、あるいは一方をお使いでいらっしゃらない方がおられましたら、ぜひこの機会に製品のインストールをご検討いただき、この年末年始のショッピングシーズンを安全に、そして存分にお楽しみください。