パソコンの前に座り、ちょうど仕事を始めようとしたとき、「ソフトウェアを更新してください」というポップアップ通知が出てきたこと、ありませんか?クリックするとパソコンが使えなくなるため、とりあえずその通知は無視。そして、リマインドの通知が表示された際も無視・・・パソコンの「あるある」です。
通知を消し続けると、リマインドをしなくなるOSもあります。しかし、ポップアップが出なくなったからといって、更新の必要がなくなったわけではありません。そのアップデートが、あなたのデバイスをサイバー攻撃から守ってくれるかもしれません。
ソフトウェアアップデートは、デバイスをスムーズに動作させるだけでなく、サイバー攻撃、マルウェア、その他の脅威からデバイスを保護するために必要不可欠です。ここでは、ソフトウェアアップデートの通知を無視せず、更新しなければいけない理由を紹介します。
1. ソフトウェアのバグの修正
もしあなたが数週間かけて取り組んできたプロジェクトのファイルが、ある日突然破損していたら、ショックですよね。ソフトウェアアップデートはこのような事態を防ぎます。あなたのデバイスにバグがあった場合、ソフトウェアの更新による修正を施さなければ、システム全体がクラッシュしてしまう可能性があります。
また、アプリのアップデートを怠ると、誤動作やクラッシュの原因になることがあります。スムーズにデバイスを利用し続けたいのであれば、ソフトウェアを更新しましょう。
2. マルウェアからの保護
サイバー犯罪者は、人気のソフトウェアにセキュリティ上の脆弱性(セキュリティギャップ)を見つけ、悪用します。フィッシングや怪しいファイルのダウンロードなど、ユーザーの誤った行動を使ったマルウェアもあれば、ソフトウェアアップデートがされていないデバイスを狙うウイルスもあります。OSの開発元は、ソフトウェアのセキュリティギャップを発見したらすぐに修正し、ソフトウェアをアップデートすることを推奨しています。
3. 個人情報の盗難を防ぐ
サイバー犯罪者がデバイスに侵入しようとする主な目的の一つは、個人情報を盗むことです。クレジットカード番号、住所、パスポート番号、免許証などの個人情報の多くはクラウド上に保存されており、サイバー犯罪者にとって非常に魅力的なターゲットとなっています。
ソフトウェアを定期的に更新することで、迅速かつ簡単に個人情報の盗難を防ぐことができます。ソフトウェアの更新により個人情報が100%守られるわけではありませんが、少しでも個人情報の保護を強化するため、更新を推奨します。
たしかに、仕事中にソフトウェアを更新するのはとても面倒です。しかし、更新を怠ると大きな損失を被る可能性もあります。通知が来た際、すぐにアップデートできない場合は、一日の終わりに再度通知されるよう設定しましょう。
この記事は2020年12月24日に公開されたWhy you should update your softwareの抄訳です。