マッチングアプリを安全に利用するための注意事項

Avast Blog, 2020年3月31日

安全に楽しくパートナーを見つけるには、スワイプする前に気をつけることがあります。

マッチングアプリを通した出会いは一般的になりつつあります。ある調査によると、未婚男女の約3人に1人がマッチングアプリを利用しているようです。アプリを通してパートナーを見つけたことがある、またはパートナーを見つけた知り合いがいる、という人も多いのではないでしょうか。

マッチングアプリの利用には多くのメリットがあります。お相手候補のプロフィールを事前に見た上でデートに行くことができるため、初対面の気まずい状況やがっかり感を回避できます。より幅広い選択肢の中からお相手候補を選ぶことができるのも、メリットの1つです。

2020年、5Gの展開によりオンラインでの出会いがさらに多くなる、と言う専門家もいるくらいです。しかし、マッチングアプリには悪質な人もいます。この季節、アプリ上での恋愛詐欺に気を付けましょう。

恋愛詐欺とは?

恋愛詐欺とは、相手に芽生えさせた恋愛感情につけこむ詐欺で、多くの場合金銭目的で行われています。「結婚詐欺」「国際ロマン詐欺」などはよくメディアで報道されており、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

恋愛詐欺にはさまざまな種類があり、マッチングアプリ上でも存在します。なかでも「実際に会ってみたらプロフィールに載っている写真と全く違った!」という事件は多々起こっています。写真加工アプリを利用して画像を編集している人もいれば、全く別人の写真を利用している人もいます。ただ、この場合は相手を不快な気持ちにさせてしまっても、金銭目的の詐欺ではないため犯罪ではありません。

金銭目的の詐欺の例としては、ぼったくりがあげられます。アプリ上で話を始めたあと、詐欺師は「会いたい」と要求してきます。そして、「前から行きたかった居酒屋・レストラン・バーがある」などと言い、お店を指定します。しかし、それは詐欺師とグルになっている店で、お会計の際に高額な料金が提示されます。警察に駆け込んでも、最初に見せられたメニューや店員とのやり取りなどの証拠がない限り解決が困難で、犯罪とみなされないケースが多くあります。

また、「よく使っているサイトでチャットしたい」と言い、マッチングアプリから悪質サイトに誘導する手口もあります。サイト上のメッセージで多くのやり取りをしても実際に会うことはできず、メッセージの送受信に料金が請求されるのです。正規のマッチングアプリに戻ろうとしたり、チャットをやめようとすると、「お金は会ったときに返す」と言い詐欺を続けようとしますが、もちろんお金が返ってくることはありません。

さらに、マルチ商法に巻き込もうとする詐欺など、詐欺の手法は上記以外にも多数あります。しかし、それらを理由にマッチングアプリの使用をあきらめることはありません。セキュリティ対策を徹底し、安全な出会いを実現しましょう。

アバストからのアドバイス

  • 入会・登録前:
    マッチングアプリに登録する前に、すべてのSNSアカウントのプライバシー設定を確認することが重要です。出身地、勤務先、出身校、写真などの情報を非公開に設定しておきましょう。これらの情報に、名前と居住地が結び付けられると、他人には知られたくない情報までオンラインで探し出されてしまう可能性があります。

  • 入会・登録する際:
    マッチングアプリに登録するときは、勤務先や職業など、プロフィールに記載する情報を慎重に検討する必要があります。今、あなたがカフェにいるとします。この情報をカフェにいる全員に教えますか?それとも、会話の相手とだけ共有しますか?プロフィールに何を記載するかについても、同じように考えましょう。さらに、百聞は一見に如かずという言葉も忘れてはいけません。写真からは、想像以上に多くの情報が得られるのです。そのため、プロフィールにアップロードする写真は、行きつけの場所や住所が露呈する可能性がないかチェックする必要があります。また、家族や友達と一緒に写っている写真は、本人からの許可がない限り、マッチングアプリでの使用を避けましょう。

  • お相手候補にメッセージを送るとき:
    お相手候補とチャットするときは、現実世界で会う前に情報を提供し過ぎないよう、常に注意する必要があります。プロフィールの向こう側に、実際にどのような人物がいるかは知りようがないからです。よく知らない相手には、メールアドレス、ペットの名前、母親の旧姓、両親が出会った町などの情報を教えないようにしましょう。これらはすべて、パスワードを忘れたときに本人確認に使われる、秘密の質問の解答である場合があります。そのため、これらの情報がアカウントのハッキングに悪用されるかもしれないのです。相手をSNSで友達として追加するのは、直接会ってからにしましょう。また、リンクが送られてきたらクリックしないようにしましょう。特にアプリのダウンロードリンクには注意が必要です。アバストが2年前に検出したスパイウェアは、無害なメッセージアプリ「Kik」のダウンロードリンクを介して拡散されていました。これは、サイバー犯罪者が偽のプロフィールを使って魅力的な女性に扮し、男性とチャットする中で会話の場を「Kik」に移すよう持ちかけるという手口でした。

  • 直接会う約束をするとき:
    初デートの場所を選ぶ際は、公共の場所を選び、その場所で直接待ち合わせるようにしましょう。また、友達や家族にデートについて伝えておきましょう。さらに、WhatsAppやFacebook Messengerで自分の位置情報を見られるようにしておけば、デートが終わるまで自分がいる場所を見守ってもらえます。

  • デート中:
    子どもの頃によく言われた、「知らない人の車には乗らない」ことを忘れないでください。不安を感じたら、デートを切り上げることも大切です。

  • 詐欺にあってしまった場合:
    専門機関に相談する前に証拠を集めましょう。チャットやメッセージなどのやり取りの履歴、購入させられた商品の引き落とし履歴や領収書、クレジットカード明細といった支払い記録など、手がかりになりそうなものは全てとっておきましょう。

オンラインデートは楽しくあるべきです。これらの簡単な注意事項を守れば、オンラインとオフラインのどちらの出会いも安全に楽しむことができます。

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