公共の Wi-Fi ネットワークを使用する際、あなたの機密情報が危険にさらされる可能性があります。攻撃者はあなたの Wi-Fi ネットワークの通信から、あなたがインターネット上でやり取りしている情報を収集しようとします。機密情報を盗み、あなたになりすまして重要なサイト(個人の銀行、健康、仕事に関連するサイトなど)にログインしようとすることもあります。このようなサイトを総称して「センシティブ・サイト」と呼びます。
上記のような状況から自分を守るために、仮想プライベートネットワーク(VPN)が役に立ちます。VPNは、あなたのネットワーク通信を暗号化することで、あなたのログイン情報を盗もうとする攻撃者から保護します。
安全にインターネットを閲覧するためにVPNが必要であることは間違いありません。しかし、VPNは実際の位置情報を隠すため、天気予報や地図アプリなどの特定のツールで表示される結果に影響を与える可能性があります。また、動画配信サイトなどの主要なサイトは、VPN経由ではアクセスできないことがよく知られています。さらに、VPNをオン・オフにする手間もあるため、日常的にインターネットを使う人にとっては不便かもしれません。
このことを把握した上で、基本的にはVPNを利用することをお勧めします。重要なサイトをアクセスしているときにVPN利用を忘れてしまうと、あなたの情報が危険にさらされる可能性があります。
解決策は?
アバスト セキュアライン VPN の機能の一つであるスマートVPN モードは、VPNの開始と停止を自動化し、最も必要なときだけVPNが有効になります。「最も必要なとき」とは、前述の個人情報、プライバシー、セキュリティが危険にさらされるシナリオのことです。
スマートVPNモードを使用すると、機密性の高いサイトに接続していることを検知し、サイトを閲覧中は自動的にVPNを有効にし、終了時はVPNを閉じます。また、公共のWi-Fiネットワークに接続していることを検知し、その場合は自動的にVPNが有効になります。
さらに、スマートVPMモードは、より高度なユーザー向けにカスタマイズすることができ、VPNを有効にするときと無効にするときのルールを自分で設定することができます。
つまり、スマートVPMモードは、VPNが提供する保護機能のメリットを最大限に活用しながら、デメリットを経験することなく使用できます。また、自分自身でVPNの停止や開始を覚えておく必要もありません。
スマートVPN モードの使い方
スマートVPMモードは、Microsoft WindowsとApple macOSの両方で利用できるアバスト セキュアライン VPNの機能です。
これを有効にするには、Windows または Mac でアバスト セキュアライン VPNを開きます。
Windows の場合:右上の「メニュー」を選択し、ドロップダウンメニューで、以下のように「設定」を選択します。
Mac の場合:右上の「メニュー」を選択し、ドロップダウンメニューで「環境設定」を選択します (下図)。
WindowsとMacの両方で、左側の「VPNモード」を選択し、「スマートVPNモード」ボタンをクリックします。
「自動的にVPNをオンにする」のオプションは、「ビデオをストリーミングする」(VPNを起動するように選択することもできます)を除いて、すべて自動的に選択されています。高度の保護とパフォーマンスを得るためには、これらのデフォルト設定を維持しましょう。
さらに、WindowsとMacの両方で、「サイトを追加」をクリックすることで、スマートVPNモードを自動的に有効にしたいサイトを入力することができます。
スマートVPNモードは、VPNが自動的に有効になる8,000以上のウェブサイトを記録したデータベースを利用して、あなたのプライバシーとセキュリティを保護します。
このモードが有効になっているときは、アバスト セキュアライン VPNの画面上で以下のように表示されます。
上のアニメーションでお分かりのように、スマート VPN モードは非常に分かりやすく便利な機能です。有効にすると、スムーズで安全なインターネットのブラウジング体験を楽しむための準備がすべて整います。利用してみてはいかがでしょうか。
この記事は、2021年6月28日に公開されたMeet the features: When’s the right time to use a VPN?の抄訳です。