正直にお答えください。あなたは性的なメッセージ、もしくは写真を送ったことがありますか?ある調査によると、新型コロナウイルス感染症の拡大前、アメリカでは一日に約180万件の裸の写真が送られていました。コロナ禍で出会い系サービスやマッチングの利用が一層普及したなか、その数は世界的に急増したことでしょう。
あなたが相手を信頼していても、プライベートの写真が流出したり、他の人に見られたりする可能性はあります。元恋人などが同意なしに相手の性的画像を公開する「リベンジポルノ」という名称が一般化するほど、深刻な問題になってきています。
セクシーな写真を誰に送るかはあなた次第ですが、相手以外の人に渡らないための対策をとることはできます。写真を送る前に、以下の7つの質問を自分に問いかけてみましょう。
1点強調しておきたいのは、このような写真を送り合えるのは、自身の判断に責任を持てる成人同士だけです。未成年の間で行われているのも事実ですが、未成年の方はこのような行為は控えてください。
- そもそも、相手から写真を撮ってほしいと言われていますか?
「同意」が何よりも重要です。このような写真は必ず、相手から送ってほしいと言われたとき以外には共有しないようにしましょう。これは性的なコンテンツ全般に共通する基本原則です。
- 自分の顔が写っていますか?
写真に、顔や、自分を特定されそうなタトゥー、生まれつきの痣などが写っていませんか?送る前に、写真に写っているものを一度確認しましょう。
- 写真に、送る相手の名前を入れていますか?
性科学者であり、セックスコーチも務めるLanae St.John氏は、自分のデバイスに含まれているツールやフリーソフトを使って、写真に送り相手の名前のウォーターマーク(電子透かし)を入れることを推奨しています。そうすることで、万が一写真がインターネット上に公開されたり、他人に共有されたりした場合、誰から流出したかを特定できると言います。
- 照明と角度は?
写真写りがいつも完璧な人もいれば、そうでない人もいます。写真を撮る際は、時間をかけて、照明や角度を調整してみてはいかがでしょうか?撮影後、フィルターをかけて加工してみるのも良いかもしれません。
5.送る相手をよく知っていますか?
セクスティング(性的なメッセージを送り合う行為)は、急速に発展することがあります。特にマッチングアプリで知り合った人同士でこの傾向が見られます。実際、アバストの調査によると、アメリカ人の回答者の23%がマッチングアプリ「Tinder」で知り合った人と裸の写真を交換したことがあり、そのうち、10人に7人が相手と対面で会ったことがないと回答しています。
- 露出が多い写真でないといけないのでしょうか?
セクシーな写真は、必ずしも露出の多い写真である必要はありません。どうすれば自分がリスクに晒されずに色っぽい写真を撮れるか、考えてみましょう。
- 不運にも写真が流出してしまった場合の対応は?
自分の性的な写真を誰かに送っている限り、その写真がインターネット上に公開されたり、悪意のある人によって上司や家族に送られたりする可能性はあります。写真を送る、あるいは撮る前に必ず、それが悪用された場面を想像してみましょう。
前述のように、あなたの特定につながるものが映っていない、露出が多くない写真の場合は、少し安心できるのではないでしょうか?
セクシーな写真を送るのは楽しいかもしれませんが、リスクも伴います。送る前によく考えて、オンラインとオフラインの両方で自分を守りましょう。
この記事は、2022年9月15日に公開された7 questions to ask yourself before sending that sexy photoの抄訳です。