新型コロナウイルスの流行が沈静化の兆しを見せている地域では経済活動が再開されはじめています。長い外出自粛期間を経て、多くの人がコロナ疲れし、外出したい気持ちに駆られているのではないでしょうか。しかし、旅行に行く前に、いくつかの予防策を講じる必要があります。
個人情報の盗難は依然として主要な脅威であり、特に旅行者が狙われる傾向にあります。観光地や人通りの多い場所は、サイバー犯罪者の格好の餌食となっており、特にWi-Fiネットワークなどを通じて旅行者のアカウントが標的となっています。
楽しい旅行中に悪意のあるハッカーの被害に遭わないためにやっておきたいことを5つご紹介します。
- パスポート、運転免許証、保険証、搭乗券などの身分証明書をは必ずスキャンを取っておきましょう。
スキャンした書類を自分にメールで送信しておきましょう。信頼できる友人や家族など、一緒に旅行しない人にも念のため送信しておくことをおすすめします。
- 支払いは旅行中ではなく、旅行前または旅行後に行いましょう。
旅行中に機密情報を送信したり、入力したりすることは避けましょう。安全でないネットワークを介してオンラインショッピングサイトなどのアカウントにログインすると、あなたの機密情報がハッカーにアクセスされてしまう可能性があります。旅行中のオンラインでの支払いは必須なもののみに制限しましょう。
- ネットを利用する際はVPNを使用しましょう。
VPNを使用すると、あなたの個人情報やIPアドレスが閲覧されることを回避できるため、ハッカーが個人を特定することができず、安全に匿名でオンライン活動を行うことができます。
- パスワードマネージャーを使用しましょう。
パスワードマネージャーを利用すれば自動的にアカウントにログインすることができるので、いつも利用していないネットワークでインターネットを利用していても、パスワードを入力する必要がありません。また、複雑なパスワードを使用することができ、暗記する必要もありません。
- 帰国後、パスワードを変更しましょう。
旅行している間にアカウントにログインした場合、帰国後にパスワード変更を行い、ハッキングされる可能性を低減しましょう。
外出自粛後初めての旅行が台無しにならないようにするためにも、上記の対策を実行することをおすすめします。今年の夏は、自宅で過ごす人も出かける人も、賢く安全に過ごしましょう。
この記事は2020年7月22日に公開された6 tips to protect yourself on vacationの抄訳です。