公共無料Wi-Fiを安全に利用するためのヒント

Emma McGowan 28 9 2022

カフェや空港のWi-Fiに接続する前に、必ずお読みください。

外出先でスマホのインターネット速度が遅かったり、容量制限に達してしまったりしたときに、公共の無料Wi-Fiを使いたくなりますよね。しかし、カフェ、空港、イベント会場にいる際、公共無料Wi-Fiを通じてあなたのデバイスやプライバシーが狙われるリスクがあります。

最近、常にインターネットにつながっている状態を好む人が増えてきています。あなたも外出先で、Wi-Fiの選択肢をざっと見て、オープンかつ無料で、なんとなく怪しくなさそうなネットワークに、あまり深く考えず接続したことはありませんか?

公共無料Wi-Fiを設置した人は単に人々を助けるためにインターネットを提供していると信じたいところです。しかし、ハッカーは人々を心情を理解しています。公共無料Wi-Fiは一般的にセキュリティが弱く、つながっているユーザーをこっそり攻撃するのに最適なのです。ハッカーは、暗号化されていない接続をのぞき見することができるだけでなく、個人情報を盗んだり、中間者攻撃を仕掛けたり、マルウェアをインストールしたり、デバイスを乗っ取ることができてしまいます。また、標的のデバイスに送受信される情報を監視し、将来使用するためにデータ収集・分析する「パケット・スニッフィング」のようなあまり侵襲的でない方法を仕掛けることもできます。

安全でない可能性のあるWi-Fiネットワークに接続するのは、インターネットに関して知識不足な人だけではありません。アバストは数年前、ITやサイバーセキュリティの専門家が集まる年次イベントであるモバイルワールドコングレス(MWC)にて偽のWi-Fiホットスポットを設置し、参加者が接続を試みるか、実験してみました。その結果、設置からわずか4時間で、アバストのスニフィングソフトウェアに800万件のデータパケットが流れていました。

この問題への対策は、簡単に言うと、「ハッカーが接続を見えないようにする」ことです。ハッカーが接続をのぞき見できないようにするには、データを暗号化すれば良いのです。

シンプルな解決策は仮想プライベートネットワーク(VPN)を使うことです。VPNは、あなたのインターネット接続を暗号化します。あなたのインターネット活動を家に例えると、VPNはカーテンを閉め、外から見えないような状態にします。公共無料Wi-Fiサービスを利用する際、VPNはあなた自身の安全を確保するために最適です。デバイスにインストールし、公共無料Wi-Fiに接続する前に必ず「オン」にしましょう。

この記事は2022年9月20日に公開されたIs free Wi-Fi safe?の抄訳です。

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