インターネットに詳しいのは、親?子ども?

Emma McGowan, 2020年11月25日

テクノロジーに関する知識をどんどん吸収する子どもたちと向き合っていく方法をご紹介します。

ミレニアル世代の後半からX世代初期の若者はインターネットとともに育っていることから、「デジタルネイティブ」と呼ばれています。しかし、実際には、その下のZ世代と、一番若い「アルファ世代」ほど、デジタルの世界に精通した人はいません。

それらの世代の子を持つ親は、子どもが幼くしてタブレット端末を操作したり、TikTokで動画を編集したり、スマートフォンをテレビにミラーリングして動画を視聴するなど、テクノロジーの使いこなし方に驚かされることが多いのではないでしょうか。

アバストが行った調査によると、12歳未満の子どもを持つ親の36%が子どもの方が自分よりインターネットに詳しいと回答しています。12歳以上の子どもを持つ親にいたっては、65%が子どもの方がインターネットに詳しいと述べています。

「今どきの子どもたちは…!」とひとくくりに言ってしまいたい気持ちも重々理解できます。しかし「子どもが自分よりインターネットに詳しい」と結論付けてしまうのは問題です。なぜなら、親にはオンラインでの安全性について子どもと会話する義務があるからです。しかし、自分よりも多くのことを知っている子どもたちに、どう教えれば良いのでしょうか?

心理療法士で作家のキャサリン・ニブス氏(Catherine Knibbs)は、親がそう思ってしまうのも無理はないし、親を責めることはできないと話します。

「インターネットの恐ろしさを訴える書籍は溢れるほどありますが、子育て世代の人たちはそうした本が子どもたちへの指導において役立たないと感じています」とニブス氏は言います。

ニブス氏は「インターネットは世界の縮図」であると言います。子どもがインターネットの特定の使い方に詳しいのに対して、親は一般的な知識を豊富に持っていることを思い出してほしいと伝えています。

「子どもは私たちよりサイバー空間に詳しいと言われていますが、それは事実ではありません。世間一般のことをより知っている私たち大人の方が、総じてインターネットについても子どもより詳しいと考えるのが適切です」と話します。

忘れてはならないのが、子どもは子どもであるという点です。さらに重要なのは、その子どもはあなたの子どもであることです。

ニブス氏は、「何より大事なのは、自分の子どものエキスパートになることです」と言います。

親は自分の子どものことをよく理解しています。特定のゲームの遊び方、使っているソーシャルメディア、プリンターの操作方法などが分からなくても、子どもが物事をどう受け取るかは理解しているはずです。

インターネットの知識がないことを恐れずに、子どもとオンライン上の安全性について話をしましょう。最初は嫌がられることもあるかもしれませんが、将来振り返った時にきっと感謝されるに違いありません。


この記事は2020年10月27日に公開されたYour kids know more about the internet than you doの抄訳です。

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