「Microsoft Windows 7を使っている私は、これからどうなるの?」そんな皆さまに朗報です。アバストアンチウイルス、プレミアム セキュリティは今後もサポートを継続します。皆さまのご質問にも、ここでお答えします。
2020年1月14日、MicrosoftはWindows 7のサポートを終了しました。コンピュータ自体は引き続き機能するものの、今後Microsoftからテクニカルサポート、ソフトウェアアップデート、セキュリティアップデートや修復などは提供されません。このため、ウイルスやマルウェアに感染するリスクが高くなるというのがMicrosoftの見解です。
「Windows 7はどうなるのか?」「今まで使ってきたアンチウイルスはどうなるのか?」「アバストは今後も機能するのか?」「ユーザーがすべきことは?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんなユーザーの皆さまに、全体像をご説明するとともに、質問にもお答えします。
アバストではユーザーの皆さまのニーズに応えて、Windows 7対応のアンチウイルス製品を完全にサポートし続けます。
アバストのプロテクション製品担当シニアプロダクトマネージャーであるマーティン・ジマ(Martin Zima)は、次のように述べています。「世界中で約26%のPCユーザーが、1月14日以降もMicrosoftからアップデートやパッチが提供されないWindows 7を使っています。」
「当社の調査によると、アバストのお客様の3分の1以上がWindows 7を使っています。これは主に、新バージョンに比べて、この製品に親しみを持つ人が多いためです。」
ジマは、Windows 7へのテクニカルサポートが終了したことにより、このOSがインストールされているデバイスは、パッチ未適用の欠陥を悪用しようとするサイバー攻撃に対して脆弱であると指摘しています。「ユーザーのセキュリティとプライバシーの保護のため、アバストでは引き続きWindows 7に対してウイルス定義のアップデートを提供し、Windowsの新バージョンへの移行が難しかったり、移行を希望しないユーザーをサポートします。」
Windows7ユーザーの質問にお答えします:
Q. アバストはどれくらいの期間、Windows 7のサポートを継続する予定ですか?
A. 少なくとも2年間はサポートを続ける予定です。今のところ、Windowsの新バージョンへのユーザー移行が急速に増加する見込みはないため、サポートについての明確な期限は設けていません。
Q. アバスト プレミアム セキュリティのライセンスを購入したあと 、OSを変更した場合はどうなるのでしょう?
A. いつでもサブスクリプションを別のデバイスに移行できます。必要なのは、アクティベーション コードまたはアバストアカウントのログイン認証資格情報のみです。詳細については、サポートページをご覧ください。
Q. Windows 7はどうなったのですか?
A. Windows 7は2009年7月にリリースされ、高い人気を得たOSです。OSのメンテナンスが難しいうえにコストが高いため、Microsoftは最新版であるWindows 10にユーザーを移行させようとしています。他のOSと同様Windows 7にも寿命があり、Microsoftは2015年1月に主なサポートを終了しました。これにより、機能改善や新機能の追加などのサポートが受けられなくなりましたが、脆弱性に対するパッチ適用やバグ修正などは継続され、安全なOSとして機能していました。しかし、Windowsは2020年1月にこのサポートも終了しました。
Q. Windows 7を実行するデバイスについて、アバストのプロテクションに変更はありますか?
A. アバスト無料アンチウイルスまたはアバスト プレミアム セキュリティにかかわらず、プロテクションに変更はありません。Windows 7ユーザーはウイルス、マルウェア、その他の脅威に備えた最新のプロテクションを享受できますが、サポートされていないOS使用に伴うリスクは徐々に高まります。
Q. Windows 7のウイルス定義と製品アップデートを、アバストが引き続き提供することは何を意味しますか?
A. 製品アップデートを通じて、リリースのたびにアバストの最新版とすべての新機能が提供されます。また、ウイルス定義のアップデートは、最新のマルウェアや脅威からデバイスを守るのに役立ちます。デフォルト設定では、アバスト アンチウイルスの最新版が利用可能になるたびに、ウイルス定義とプログラムが自動的に更新されます。そのため、常に自動アップデートを有効にしておくことをおすすめします。
Q. デバイスを保護するために実行すべきことはありますか?
A. OSを含め、サポートされていないソフトウェアを使用する主なリスクとして、潜在的な脆弱性や、それを悪用するマルウェアに感染するおそれがあります。通常、脆弱性が見つかると、Windowsはパッチをリリースします(Bluekeep を覚えているでしょうか)。ただし、これは Windows 7には提供されません。
もう1つのリスクとして、OSのサポートが終了するということは、ある時点で、ソフトウェアおよびハードウェアの提供会社も、そのプログラムやハードウェアへのサポートを停止することを意味します。これはすぐに起こることではありませんので、心配無用です。例えばGoogleは、Windows 7対応のChromeブラウザーのサポートを少なくとも18か月間継続すると発表しました。
今すぐ、Windows7ユーザーができること
- アバスト無料アンチウイルスやプレミアム セキュリティなど、信頼性の高いアンチウイルスを使用することがますます重要になります。まだアバストのユーザーでない方は、こちらで適切な製品を選択できます。
- すべてのソフトウェアを最新の状態に維持しましょう(手順はこちらをご覧ください)。アバストの製品については、自動更新を有効にしておくことをおすすめします。プレミアム セキュリティを利用すると、プログラムを自動的にアップデートできます。
- ファイアウォールを使用すると、ハッカーによるコンピュータへの侵入防止に役立ちます。アバスト プレミアム セキュリティには、ファイアウォールも包含されています。
- ビルトイン ソフトウェアに代わるものを見つけましょう。Microsoftからは、このソフトウェアアップデートが提供される予定もありません。これには、ブラウザ(Internet Explorer)やメディア プレーヤー(Windows Media Player)などのアプリケーションも含まれています。
- 定期的にスキャンを実行しましょう。
- 重要なデータは定期的にバックアップしましょう。
- インターネットやメールからファイルをダウンロードする時は、注意が必要です。一部のファイルについて不明な点がある場合は、サンドボックスなどの安全な環境で実行してください。
- お使いのコンピュータに互換性がある場合(または新しいコンピュータを購入予定の場合)、Microsoftが完全にサポートしているWindows 10にアップグレードしましょう。