1月28日は「データプライバシーデー」。個人情報の保護について改めて考えてみませんか?

個人情報は一度公開すると、取り返すことはできません。

1月28日の「データプライバシーデー」は、プライバシーとデータ保護について考える日です。近年、情報漏えいやランサムウェア攻撃に加えて、新型コロナウイルス感染症に便乗したフィッシング詐欺も多発しており、生年月日や口座情報などの個人情報の窃盗につながります

これらの情報は一度流出すると、取り返すことができない「資源」です。そのため、オンラインでのプライバシー保護がこれまで以上に必要になっています。ただし、「プライバシー保護」と一口に言っても、これは毎日の小さな判断や取り組みの積み重ねからできており、一つの「万能の対策」はありません。

そこで、オンラインでのアイデンティティと個人情報を守るためのアドバイスをご紹介します。なお、今回多くの製品をご紹介しますが、一つ一つの製品に大切な役目があります。最後までぜひご一読ください。

  1. パスワードマネージャーを活用しましょう
    複数のウェブサイトで同じパスワードを使いまわしていませんか?この際に、他人には分からないようなユニークで強力なパスワードに変更しましょう。パスワードマネージャーはあなたの代わりにパスワードを覚えてくれるので、あらゆるアカウントにて、複雑でユニークなパスワードを設定することができます。

    まずはパスワードマネージャーをダウンロードし、各アカウントのパスワードを設定し直しましょう。人気のパスワードマネージャーの中にはパスワードを生成し保存してくれる機能もあります。

    また、スマートフォンの指紋認証や顔認証を使って、他人のアクセスを防ぎましょう。これらがシステム上できない場合は、暗証番号やパスワードを設定しましょう。

  2. インターネット上での追跡を阻止するソフトウェアを使いましょう
    シークレットモードでインターネットを閲覧したり、アンチウイルスソフトを入手したり、あなたのオンラインでの行動を追跡するウェブサイトを避けたりすることで、あなたのデバイスのあらゆる情報を採取する「フィンガープリンティング」などの追跡技術から自分のデバイスを守りましょう。

    ただし、ブラウザのシークレットモードを使っても、OSとブラウザの組み合わせによってはデータ流出につながることがあります。アバスト セキュア ブラウザの無償版はこの対策にご利用いただけますが、有料版ではVPN(仮想プライベートネットワーク)が搭載されており、あなたのデバイスとインターネットサーバーとの間に安全な接続を作ります。追跡型の広告やフィッシング詐欺も阻止できます。

  3. データの流出や第三者による収集から保護しましょう
    アバスト ブリーチガードはダークウェブをスキャンすることで、あなたの機密情報が流出し、データブローカーによって販売されていないかを確認し、適切な措置を提供します。

  4. 使い捨てのメールアドレスを作りましょう
    不要なニュースレターが毎日のように届いていませんか?33mail.comなどのサービスで使い捨てのメールアドレスを作れば、ウェブサイトにメールアドレスを求められた際、本当のメールアドレスで登録せずに済むので、プライバシーを保護できます。

    iPhoneのメールアプリをご利用の方は、「メールプライバシー保護」機能を使うことで、メールの送信者があなたのIPアドレスなどの情報を知ることを防ぐことができます。

  5. メールだけでなく、SMSやチャットも保護しましょう
    最後に、スマートフォンにデフォルトで入っているメッセージアプリではなく、SignalやTelegramなどのメッセージを暗号化してくれる第三者サービスの利用を検討しましょう。Signalは、あなたが設定した期間が過ぎたらメッセージを自動的に削除してくれる機能も搭載しています。

    クラウドを介したメッセージトラフィックのバックアップも無効にしましょう。あなたのパスワードを知っている人が、あなたのメッセージにアクセスするのを防ぎます。

    暗号化されていないサービスを使うと、メッセージは一度送信すると取り消すことができないので、極力避けましょう。

この記事は、2021年11月25日に公開されたA guide to protecting your privacy onlineの抄訳です。

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