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アバストが共同運営者として No More Ransom プロジェクトに参加

Stefanie Smith, 2017年4月3日

アバストは、ランサムウェアの被害者が各自のファイルを復号する手助けをするために、共同運営者として No More Ransom プロジェクトに参加します。

ランサムウェアは、PC ユーザー、モバイル ユーザー、そして Mac ユーザーでさえが直面している最大の脅威の 1 つとなっています。このため、アバストはランサムウェアの被害者が身代金を支払うことなく暗号化された各自のファイルを取り戻すための支援を行うプロジェクトである No More Ransom に参加しました。No More Ransom には 4 社の主要な運営者がおり、世界中の法執行機関による支援を受けています (出典の言語は英語)。

ランサムウェアは、被害者のデバイスをロックしたり、ファイルを暗号化したりして使用不可能にするマルウェアです。そのデバイスやファイルをロック解除するにあたって、身代金を要求されます。身代金の金額は様々ですが、昨年ランサムウェアが要求した金額を平均すると、約 1 ビットコイン (当時のレートでおよそ 500 ドル) でした。ランサムウェアは通常、フィッシング メールまたはエクスプロイト キットを介して拡散され、一般消費者と企業のいずれもがターゲットとなります。

No More Ransom は 2016 年の半ばに立ち上げられ、現在では 40 種類の無料複号ツール (出典の言語は英語) を有していますが、そのうちの 6 つはアバストが提供したものです。アバストは新たな復号ツールを継続的に開発しており、これらのツールは弊社の無料ランサムウェア復号ツール (出典の言語は英語) ページでも提供されています。

脅威研究チーム リーダーおよびアバストのランサムウェア復号ツール共同製作者を務める Jakub Kroustek は、次のように述べています。「ランサムウェアはサイバー犯罪者にとって利益の上がるビジネスになっています。2015 年から 2016 年にかけて、ランサムウェアの攻撃は 105% 増加しました。」「No More Ransom プロジェクトによって、利用可能な無料復号ツールに関する認識が高まることを期待しています。支払われる身代金の金額を少なくできれば、ランサムウェアをサイバー犯罪者にとって魅力のないものにすることが可能です。」

ランサムウェア復号ツールはファイルの解放に役立ちますが、このツールは最後の手段として考える必要があります。ランサムウェアは大きな成功を収めており、闇のインターネットで取引されて売られているため、技術的な知識が乏しいハッカーでも購入し、改変して拡散することができます。これは、新しい型のランサムウェアが毎日のように現れるため、復号ツールがまだ存在しない型に感染する恐れがあることを意味します。したがって、弊社ではユーザーがランサムウェアに遭遇した場合に安全網の役割を果たしてランサムウェアからユーザーを保護するアンチウイルスをインストールし、お使いのコンピュータとインターネットに接続されていない外付けハードドライブにファイルを定期的にバックアップすることをお勧めしています。