安全な Wi-Fi は大切です。しかし、安全な IoT は必要不可欠です。

Gagan Singh 7 3 2017

安全な Wi-Fi ホットスポットのみを利用すれば安全性が保たれます。そうでしょう? これらのネットワークに接続されているすべてのデバイスがリスクとなり得る「モノのインターネット」の時代では、そうはいきません。

何年もの間、ホットスポットを利用した結果、外出先で Wi-Fi 経由で PC を接続する多くの人々は、 安全なネットワークと安全ではないネットワークの違いを学びました (出典の言語は英語)。そして今ではカフェや空港でインターネットに接続する際に賢く、安全性を確保できるようになりました。しかし、私たちが接続するときの習慣は変化しつつあります。2016 年には、スマートフォンの平均使用率が 38 パーセント増加し (出典の言語は英語)、携帯電話通信網ではなく Wi-Fi ホットスポットにより送受信されるトラフィックが増えて 60 パーセント近くに達し、携帯電話にもリスクが及ぶようになりました。それにモノのインターネット (IoT) 機器の急増も加わって、今日の Wi-Fi 脅威の増大にはテクノロジーに最も精通した人でさえついて行くことができない可能性があります。私たちが容易に移動したりネットワークに接続したりできるようになったため、ハッカーはこれらの活動の必要性を悪用しようという気になっています。

2016 年には ... 携帯電話通信網ではなく Wi-Fi ホットスポットにより送受信されるトラフィックが増えて 60 パーセント近くに達しました。

安全な Wi-Fi ホットスポットのみを利用することは、まだ実行していないなら是非実行すべき良い習慣です。お気に入りのコーヒーショップでの無料接続にはパスワードが不要ですか? それは悪い考えです。安全ではありません。その接続を経由して送受信するあらゆるデータはハッカーの餌食となります。外出中に携帯電話通信網から Wi-Fi ホットスポットに携帯の接続先を切り替えると、データを節約できるかもしれません。しかし、そのプロセスの間にプライバシーとセキュリティを失う恐れがあります。実のところ、携帯電話の設定が、利用可能な Wi-Fi ネットワークに自動的に接続しないようになっており、ご自分でホットスポットを慎重に選択できることを確認した方が良いかもしれません。

ネットワーク接続されたデバイスはすべて脅威となる可能性があります

しかし、モバイル接続に安全な Wi-Fi のみを使用することにこだわるだけでは、もはや十分ではありません。ガートナー社の予測によると、今からわずか 3 年後の 2020 年までに IoT を通じて 210 億台を超えるデバイスが接続されます。これらのすべてのデバイスと、誰もが気に入って利用しているモバイル ホットスポットは、最終的にはルーターに接続します。ルーターが脆弱である場合 (アバストのデータによると、世界中のユーザーの 40% 以上がこれに該当することが明らかになっています)、そのルーター経由でインターネットに接続しているすべてのデバイスが種類、ブランド、およびソフトウェアによって識別可能になります。事実、スペイン (先週、アバストが出席したモバイル世界会議の開催地) だけで、数百万台に及ぶ脆弱なデバイスがインターネットに接続されています。ですから、考えてください。これらの脆弱なデバイスが共有しているネットワークに、ご自分の携帯電話も接続されているとしたら、どうでしょう? 必要な作業は点と点を結ぶことだけで、これはハッカーにとってはお手のものです。ハッカーが必要とするのは、デバイスのネットワーク全体と個人情報へのアクセス権限を取得するための、1 つの脆弱なスポットだけです。

もし ... ルーターが脆弱であれば (アバストのデータによると、世界中のユーザーの 40% 以上がこれに該当することが明らかになっています)、そのルーター経由でインターネットに接続しているすべてのデバイスが種類、ブランド、およびソフトウェアによって識別可能になります。

家庭ほど居心地のいい場所はありません … ハッカーにとって

「外出先」の Wi-Fi ネットワークが安全ではない恐れがあり、接続するデバイスの台数が多ければ多いほど、それらがもたらす脅威も大きくなるのはもっともなことです。しかし、ホーム ネットワークも同じぐらい危険である可能性があります。ハッカーには、使用されているスマート冷蔵庫のメーカー名とソフトウェアのバージョンだけでなく、その IP アドレスも分かります。これは、そのデバイスのおおよその所在地も識別できることを意味し、ユーザーの仮想の (または実在の) 玄関までやってくることができます。

事実、弊社ではこの数か月間に、安全対策の施されていないルーターに接続されたデバイスを悪用する大規模なボットネットによる攻撃件数の増加を確認しています。ユーザーに対してスパイ行為をし、情報を盗み、あるいは大規模な攻撃でサイバー武器としてデバイスを利用するために、ウェブカメラ、電化製品、そして子供のおもちゃさえ操作することは、かつてなく容易になっています。

安全に接続することは、まだ可能ですか?

はい。可能です。ただし、そのためには支援を受ける必要がありますが、幸いなことに支援はすぐに見つかります。特にご自宅のネットワークに関する理解を深める (出典の言語は英語) ことは、良い結果をもたらします。モバイル アプリのセキュリティ リスクを理解することは重要 (出典の言語は英語) で、提供元が銀行などの信頼できる機関であっても、アプリを信頼すべき場合とすべきではない場合を知ることも大切です。

アバストではつい先日、ユーザー自身のものや外出先で提供されるものなど、すべての Wi-Fi ネットワークのセキュリティ評価に役立てるために、今年の夏から Android ユーザーにご利用いただける新しい Wi-Fi ファインダー機能を発表しました。アバスト Wi-Fi ファインダーは間もなく、最も高速で安全な Wi-Fi ホットスポットを見つけるだけでなく、そのネットワーク上にあるすべてのデバイスを識別し、ルーターのセキュリティを評価して、接続されているデバイスの脆弱性を明らかにします。ホーム ネットワークに接続している場合、Wi-Fi ファインダーは、例えばより強力なパスワードを設定することにより、その欠陥を修復してネットワークと関連デバイスの安全性を確保する手順を案内します。また、許可されていないデバイスがネットワークを使用し、セキュリティ侵害を生じさせている場合は通知します。

アバスト Wi-Fi ファインダーは間もなく、最も高速で安全な Wi-Fi ホットスポットを見つけるだけでなく、そのネットワーク上にあるすべてのデバイスを識別し、ルーターのセキュリティを評価して、接続されているデバイスの脆弱性を明らかにします。

私たちが送っているモバイル生活に遅れずについて行くため、PC を安全な状態に維持しているのと同じ Wi-Fi 検査技術を Android ユーザーも近日中に利用できるようになります。現在ではネットワークに接続されていることが実質的に不可欠になっているため、プライバシー、セキュリティ、および安全性を維持するために、ネットワーク接続のメリットと利便性を犠牲にするべきではありません。そして、確実に犠牲にせずに済むように私たちがお手伝いいたします。

画像: Rodion Kutsaev

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